YUMIEのコラム

私とライフセービング

こんにちは!
今日は立春ですね!今日からだんだん春になっていくのかな?近所ではあちこち梅の花が咲き始めていい香りがしています。

さて、
本日JLAライフセービングのホームページに私の文章を掲載してくださいました。
ぜひご覧になっていただけますと嬉しいです。

https://jla-lifesaving.or.jp/lifesavingwithme/2658/

実はこの資格を取るために5日間合宿に参加したのですが、いやぁ・・・辛かった・・・(苦笑)
周りは大学生ばかりで、みんなケロッとしてるんですよ。(私は30代後半でしたもん)
しかもこの時期確か6月だったかな。千葉県の館山での合宿で、指導には飯沼誠司さんがいらっしゃいました。
波乗りをやっているのは私しかおらず、サポートのインストラクターさんがサーフィンをやっていて、ほっとしたのを覚えています。周りはみんなスイマーで、鍛えられた体に逆三角形の体型ばかりです。
スケジュール内容に、毎朝、ランとスイムがあるんですが、これが本当にキツくて、今思い出すと本当にトラウマ・・
試験では秒が足りなくて、1人だけウェットスーツを脱いで泳ぎました。ギリギリ受かったようなものでしたが、
今思うと、とても勉強になり、かけがえのない時間だったと思うのです。
プロのボディーボーダーとして海の知識をしっかりと把握し、危険を退避する、そして溺者を出さない状況をしっかりと作る。
なので海をもっと怖くもなったし、海をより注意深く見るようにもなれてスクールの時に生徒さんにちゃんと説明ができることはとてもプラスになってると思うのです。


(懐かしい・・少しでもタイムを早くするために1人だけスプリング・・・)
もっとプロサーファーやプロボディーボーダーがライフセーバーになったらいいのにと思いました。

なぜなら、彼らも海のエキスパートだから。
そしてライフセーバーがいるところは、日本は海水浴場のみなんです。
ハワイでは両方いるけれど、サーファーがいるところは逆にライフセーバーはつかない。
だから初心者サーファーが溺れても、助ける人がサーファーしかいないんです。
だとするならば私たちが資格を有すれば、溺れる人は減るんじゃないかなって、ライフセーバーさんに話したことがあります。
そうでなくても、AED(心配蘇生機)の使い方だけでも知っておくと、誰かを助けられるので、その講習だけでも
一般の方は受けていて損はないと思います。

私の宮崎のデフ友達(聴覚に障がいがある)はプロボディーボーダーであり、ライフセーバーでもある横手奈都紀プロ。
彼女は耳が聞こえないので、ノンバーバル形式をとって(言葉を使わないで、他の方法を取ること)活動しています。
厳しい練習に人の命を守る役目は覚悟が足らないと簡単にはできない仕事です。
修了式で講師の方が挨拶で、
「溺者を出さないことも大事だが、助けるみんなも死ぬな。」と言った挨拶がありました。
これは衝撃的でした。
人は溺れると、苦しいがために、ライフセーバーにしがみつき、道連れになることもあるそうです。
私も実際試験の時に、大きな男性が溺者の役で、しかも溺れてから心肺蘇生をやっても助かるタイムリミットが決まっているので、早く救出しなければいけないので、こっちも必死で泳いで必死で抱き抱えて、やっと浜辺まで連れ出した時はもう
苦しくて、苦しくて・・息が上がってしまう。
だから助ける方も命懸けということです。
溺者を引っ張りながら泳いでる時自分もあまりの重さに、泳ぎ切れるか不安になるんです。
このまま海の流れに乗って私も息が途絶えちゃうんじゃないかって・・
今は、ジェットもあるし、他のパトロールもちゃんと見ていてくれるから私が1人だけっていうことはないだろうけれど、
それでも命懸けです。
だから本当に毎日海辺のパトロールをしてくださっているライフセーバーさんには頭が上がりません。
ぜひホームページの方にも色々な対処の仕方や、心肺蘇生法の講習会日時が載っているので見てください。
長くなりましたが・・
楽しい夏の思い出になる海で事故だけは起こしたくないですよね・・
これからまた夏にかけて、海水浴シーズンになったら、少しでも海の知識を知ってもらえると嬉しいなと思います。
JLAの皆様、私を掲載してくださって、また紹介してくださった、
日本ライフセービング協会 理事の 中川容子さん、当時の私のサポートから本日の掲載へのお声がけまで
とても貴重な体験をいただました。大変光栄に思っております、ありがとうございました。

https://jla-lifesaving.or.jp/watersafety/

 

 

 

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