YUMIEのコラム

なぜヨガインストラクターになったか

こんにちは!
本日のテーマは「なぜヨガイントラになったか」です!
もともと今からヨガを始めたのは、17年も前のこと。
まだ今みたいにヨガイントラさんがそんないない中、波乗りを通してヨガのトレーニングの一環として
やってみたのが始まりです。
世界中でリスペクトされているジェリーロペスさんがヨガのことを語っているのを本で見てから、なぜそんなにいいのだろうか?と言う興味と、体を動かすことが大好きな私であったためヨガとの出会いは必然だったと思います。
ジェリーロペスさんのことはTHE SURF NEWSさんの記事から読むことが出来ます。

https://www.surfnews.jp/feature/28308/

だけども、初めて受けたヨガレッスンはちょっと宗教っぽいお話が出てきたのと
やっぱり一番は上手く動きと呼吸が連動していなかったことから、そんなに楽しくなかったなと言うのが本音であり。
そこでよく理解も出来ないままヨガをその後続けることはなかったのです。
ですが友人がイントラになったこともあって、彼女のヨガレッスンを受けると、やっぱり私が耳が聞こえないと言うことへの理解があったので、わかりやすく教えてもらい、そこからヨガの楽しみにやっと気づいたのです。


この写真は↑
姪っ子と甥っ子がシャバーサナをやっている時に乱入してきた時のもの(笑)
蕎麦屋をやっていた時はあまりの忙しさと、いろんな事を考えてる私に、頭の中の休憩にとてもよく、
また海に行けない日が多く、瞑想をしている時にハッと気づいたことがありまして。
波を待ってる時の波待ちのボードの上に座っている時とヨガマットの上で呼吸をしている時が全く似ていて、心がとても落ち着いたんです。

それ以来ヨガマットの上では海の上を思い出し、どんなに頭が忙しくごちゃごちゃになっても、
あの海の中での対話している自分と同じになって、その時だけは静かにゆっくりと自分を見つめることが出来るようになっていきました。
そこからひたすらヨガレッスンを受け、ある変化に気づきました。
「あれ?出来なかったポーズが今出来た!なんで?」と。
そう、ある日突然できるようになる。しかもヨガが終わった後のあの気持ちよさは何とも言えない。。。
自分の家にヨガの先生を呼んで、ヨガスタジオとして3年間ほどお願いしていたのですが、closeすることになって。
そこで色々なヨガを受けたいと思い、他に行ってみるが、なんせ何を言ってるのか本当にわからなくそれがかえって
リラックスするどころか、ストレスになるのです。
ある先生に「由美恵ちゃんは顔が前のめりになってるからそこから姿勢が崩れちゃうんだよね」って言われた時、
そりゃ、そうですよだって何言ってるか聞こえないんだもん。
それに先生あちこちにアジャストしに移動しちゃうから、常に誰かの動きを見て、ただ真似するしかなくて。
呼吸と動きがわからない。

かといって耳の聞こえないヨガインストラクターが日本にいない。
いても関西とか東北とか、それこそ通えない・・
「よし!私がインストラクターになればいいんだ!」
そう決めたのが2018年。ヨガイントラになるには全米アライアンス200時間を受講すること。
毎週通って1年あまり卒業。その後、解剖学が大好きすぎて、もっと勉強したくてRCYTキッズヨガのイントラ資格も取得。
合わせて300時間も通ってRCYT500取得しました。
取り憑かれたように勉強と技術の取得のために通った学校は1年半。途中納得いかなくて違う学校へ転校もした。
尊敬できる先生のヨガレッスンも受けに行って、「こうやって教えるのか!」「わかりやすいな」「こんな先生になりたい」と言うなりたいモデルの先生を作り上げていった。
もっと聞こえない人たちにもヨガを楽しんでもらいたいな。
そして、聞こえないからこそ、自分の中にとても集中できるんですよ。
それは静かに・・自分の中の声を聞く。まさに波乗りをしている時と同じように・・
そして自分自身もインストラクターになっても、まだまだ学びの最中であること。

ヨガも波乗りもどうやら死ぬまで続きそうです(笑)
果てしなく終わりのないものを追いかけ続けられることがあるってとても幸せですね。
「なぜあなたはヨガインストラクターになったの?」時々自分に問いかけます。
そしてその問いかけは常にヨガを始める時に自分に答える。
ヨガの語源「ユジュ」 以下参照

「Yoga(ヨガ)」とは、サンスクリット語※の「Yuj(ユジュ)=繋ぐ、結びつける」が語源となっています。Yuj(ユジュ)は、牛や馬などを車に繋ぐ軛(くびき)のこと。その語源から、「失ったバランスを取り戻す」、「自己を調和の取れた状態へ導く」という意味があるとも言われています。※サンスクリット語は古代インドの言語
心、体、魂を繋ぐための修行法として、紀元前2500年~1800年頃、インダス文明で生まれたものです。最も古いヨガの経典「ヨーガ・スートラ」で、ヨガは『心の働きを止滅すること』と書かれています。「ヨガ=ポーズを取ること」というイメージがあるかもしれませんが、実は心の状態を指すことなのです。

「心の働きを止滅すること」 最初この意味が全くわからず、聞いた後もずっと追いかけていた。
「心を死なす?」「なぜ?」「何に必要?」
でもきっと続けた人にはその意味がわかる日が来ると思います。
体を柔らかくすること、すごいポーズができること、人に見せること。
どれも違う。
「心の働きの止滅」
これがピッタリ来るのじゃないかな?と思います。
そのために日々色々なポーズをする。一つひとつ自分に積み重ね呼吸に意識を持っていけるように。。

なんだか難しいことを書いちゃったけれど、私がヨガイントラになぜなりたいかって言うことが、きっかけは
聞こえないからこそ、もっと多くの人にしっかり教えられるようにと言うことだったけれど、
実は自分自身のためにも必要なことだったのではないかなと思います。

Photo by AiFutaki

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