毎年お声がけして頂いております、昭和大学の講演は富士吉田キャンパスで行われております。
富士山が見える素敵な場所で600名の学生さんに向けて講演させていただきました。
私が一番楽しみにしているのは質疑応答の時間です。
当日は2部に分かれて行われるので午前の部300名、午後の部も300名。
午前中は起きたばかりのせいか少し静かな学生さん,午後はお昼ご飯を食べて元気はつらつの学生さんと、全く風景が違います(笑)
もちろん、質疑応答の内容も違います。
今年はコロナ禍ということもあり、昭和大学の方がフェイスシールドを用意してくださいました。質疑応答はあらかじめ用意されてあるパソコンの前で学生さんが質問をします。
パソコンに映し出された学生さんの顔は大きくプロジェクターに映し出されるので対面というよりは、プロジェクター越しの質疑応答でした。中には手話を使う学生さんもいらっしゃって感動しました。
学生は未来のお医者様になる医大生です。「障がいを持つ人にはどのように接したら良いかわからない」や
「どうしても障がいを持ってる人を見ると怖がってしまって接し方がわからないから」などの質問に
私がお答えすることによって皆さんは「え?」とか「嘘!そういう答え!?」とみんな驚きます。
「障がいは個性であって私にとっては宝物だから」と言うと皆さん見方が変わるそうです。
そうであって欲しいと思います。
障がいがあると言うことは、決してかわいそうと言うことではないです。
なぜなら、私は耳が聴こえなくて良かったと思うことが沢山あるからです。
マイナスはプラスになる。
今現在いろんな障がいを持つ人達がいます。それぞれの個性とは?そして私たちから見える世界って?
きっと聴こえる人たちにはない、また違った世界をお話することが出来たかなと思います。
このように少しづつでも皆様の認識が変わることで、意識が変わります。
障がい者への接し方だけではなく、皆様のこれからに何か一つでも届けていくことが私の使命です。
これからも大学や専門学校など様々な場所で、多くの若者に向けてお伝え していけたらと思っております。