を開催しました!2022年9月25日(日)茨城県大洗サンビーチ
一般社団法人 陽けたら海へは、聴覚に障がいを持つデフとデフキッズの方を対象としてボディーボード大会を、9月25日(日)にデフノーマライゼーションの実現を目指し、「AKEUMI Deaf BB CUP 第2戦 大洗〜海と日本PROJECT」として開催いたしました。 このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団
「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要 聴覚に障がいを持つデフとデフキッズのためのボディボード大会
・日程 2022年9月25日(日)
・開催場所 茨城県大洗サンビーチ
・参加人数 子ども10名、大人6名
・協力団体 大洗町
デフ主催による、デフスタッフがいる、デフのためのボディボード大会を開催!
出場する選手、そしてサポートするスタッフもデフ、手話を勉強中のスタッフもたくさんいる中、試合をキッズ部門、大人部門に分けて実施しました。第1戦目の御宿での悔しい思い・リベンジを胸に参加した子ども達・大人達や、地元茨城から初参加の子ども達、福島方面からの親子で参加してくだった方もいました。
プロボディボーダーによるエキシビジョンそして、ジャッジもしていただきました
プロのエキシビジョンでは地元の瀬川俊輔・美枝子夫妻、茨城のムラサキスポーツ店長、明松輝壮(かがりてるお)プロ、デフプロボディーボーダーの横手奈都紀プロ、地元の関根織美プロに披露していただきました。子ども達も大人もプロの技を間近で見ることができ、より一層気持ちが高まりました。そして、そんな素晴らしいプロの皆さまに今回の大会のジャッジをご担当いただきました。ライフセーバーは、日本でも数名しかいないデフライフセーバーの横手奈都紀、市川悦子にお願いし、監視していただきました。
誰と比べるのではなく、自分の予選の結果の点数と向き合う子どもたち
予選を行い、準決勝そして決勝戦を行いました。子ども達は予選の結果を見て喜んだり、悔しがったりしていましたが、何よりも印象的だったのが、周りとの点数の差ではなく、予選と準決勝の点数を見比べて「次はもっと良い点数を出す!」と宣言をしていたことです。コンテストではありますが、何よりも自分と戦っている姿はとてもかっこよく、だからこそ結果が出て自信に繋がっていくのだと改めて感じました。惜しくも決勝に出場できなかった選手の悔しがる様子を見ていると、さらに成長していく姿が目に浮かぶようでした。
2025年デフリンピック東京の開催に向けて・・
聴覚に障がいのあるデフスタッフも共に行動し、聞こえる人と聞こえにくい人たちで開催する素晴らしい大会となりました。聞こえる人も、聞こえにくい人も共に手を繋ぎ平等な世界、デフノーマライゼーションを目指して、また一歩近づいていきます。2025年に行われるデフリンピックも東京開催が決まり、今後もこのイベントに参加したいという多くの声を聞くことが出来ました。このイベントをきっかけに「参加してみたくなった」「もっと多くのデフ仲間に声かけたい」「離れていたボディーボードをもう一回復活させたい」と多くの皆さんが海に足を運んできてくれることを願っております。
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人 陽けたら海へ
活動内容 :「一般社団法人 陽けたら海へ(略称:Akeumi)」は、聴覚障がいを持つプロボディーボーダーの代表理事の「堀 由美恵」が、東北大震災復興支援活動として子供達にボディーボードを体験してもらい笑顔を取り戻していただく活動としてはじまりました。自身の聴覚障がい者としての様々な経験を生かし、聴覚障がい者を持つ子供たち、そのご両親に「夢、希望、笑顔」の持つチカラを届けることで、障がいの有無による不平等を無くし、同時にその活動を通じて次世代の(健常者の)若者にも「夢、希望、笑顔」を持つことの素晴らしさを伝えたい。聴覚障がいを持つ人もそれが個性として受け止めていただけるような社会の実現(デフノーマライゼーション)を目指して活動しています。