[Activity]イベント報告

わくわくデフスポーツ体験会

第12回 「わくわくデフスポーツ体験会」

2024年2月17日(土)、東京都品川区の学校法人 明晴学園に於いて「わくわくデフスポーツ体験会」が開催されました。

明晴学園は、日本手話と日本語、ろう文化と聴文化によるバイリンガル・バイカルチュラルろう教育を行っている、日本で唯一の私立ろう学校(特別支援学校)です。

この体験会は毎年、ろう・難聴の子どもたちが様々なデフスポーツを体験出来るイベントとして開催されています。

今回、日本デフサーフィン連盟(JDSA)様と一緒に参加させていただきました。

昨年に続き、サーフィン、スケートボード、ボディボードを体験してもらおうということで、スケートボードでは、WFSAフリースタイルスケートボードの女子世界ランキング1位を獲得されている土田 美玲(つちだ みれい)プロをゲスト講師に迎え、世界トップのパフォーマンスを披露してもらいました。そして、土田プロの特別レッスンでは、たくさんの子供たちがプロの指導のもと、スケートボードの基礎を学び、実際にスケートボードに乗ってみると、最初は怖がっていた子も、何度もチャレンジしたり、できた! やったぁ!! すごいね! とお互いに称えあう様子が印象的でした。

また、海で行うスポーツであるサーフィン・ボディーボードの体験は、台車とブルーシートを使用して、チューブライディングの疑似体験を行いました。

ボディボードって、何だろう、どういうものなのかな? 

YUMIE代表がわかりやすく、子供たち一人ひとりの表情を見ながら説明をしてサーフィンとはちょっと違うけれど、とても楽しいスポーツだよ、と理解を深めました。

そして待ちに待ったブルーシートの海が広がると、全員が、サーフィンスタイル、ボディーボードスタイル、中にはスケートボードを選択して、華麗にチューブライドをしていました。

終了時には、子供たち全員から、講師やスタッフの皆さんへ、「ありがとうございました!」をいただき、中には「もっとやりたい、終わりたくない!」と怒って泣き出す子も・・・

海のスポーツではあるけれど、こうして工夫をすることでグランドでも体験して楽しむことができるのです。

できない、無理、と決めつけるのではなく、工夫をすれば不可能が可能になり、そして楽しむことができ、笑顔が生まれ、連鎖していくのだということを実感したイベントでした。

最後に、日本デフサーフィン連盟の皆様をはじめ、ご協力・ご尽力いただきました、横浜市スポーツ協会の皆様、学生スタッフの皆様、サポートいただいた皆様へ心よりお礼を申し上げます。

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