耳が聴こえないということは障がいではなく、むしろ素晴らしい個性だと私は思います。
何故ならそれらは挑戦をすることで自分自身のこれからを生き抜いていく強い武器になると、私自身が感じているからです。

今の世界は健常者が作り上げた世界だから、当然聴覚障がい者にとって不便はあるものの、その中で生き抜いていく術を身につけるということは他の人にない強みにもなると思っています。
私自身はその事を、海を通して経験することができました。

「海はいつも、誰にとっても平等である」
この気づきによって、私がプロボディボーダーを目指し、実現し、そして世界の大会にも挑むことができた原点でもあります。
気が付けば私自身、耳が聴こえないということすら忘れてしまうほど熱中し、夢や希望を持って挑むことができました。
その経験が、私の人生を大きく変えたことにつながっています。

だからこそ聴覚障がいを持つ子供たちはもちろん、多くの子供たちにも色々挑戦をしてほしいと思います。
どんな壁があっても、挑戦することで得られるものがきっとあることを伝えていきたいと思います。

先日、聴覚障がい者の人たちの未来への可能性が絶たれてしまうような、悲しいニュースを知りました。
こういう社会を変えたい、自分ができたこと、そして自分がこれからできることを全力で挑みたい気持ちになり、この度「一般社団法人陽けたら海へ」を設立することを決断しました。

聴覚障がい者の方々がむしろ素晴らしい個性だと思ってもらえるような社会の実現のために、一般社団法人として、私ができることは海の力を借りて、私の特技でもあるボディーボード、ヨガを通して、挑戦することやメンタルへの働きかけを経験してもらいたいと思います。

また私の今までの経験を、様々なイベントや講演を通じて多くの方に、伝えていきたいと思います。

一般社団法人 陽けたら海へ 代表理事 Y U M I E

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