開催日 :2025年9月15日(敬老の日)
場所 :東京都パラスポーツトレーニングセンター
時間 :14時〜17時
参加者数:子供6名 大人5名
ご協力 :公益財団法人日本ハンドボール協会デフハンドボール専門委員会
デフハンドボール男子日本代表選手の皆様/Deaf Handball Clubの皆様
特別講師:アルティメット選手 中野源一 様
助成 :公益財団法人 日本財団
主催 :一般社団法人 陽けたら海へ
ハンドボールは、デフリンピックに初めて登録された種目ということで、数ある種目の中でも特に注目を集めている競技でもあります。
デフリンピック開幕まであと60日という中、貴重なハンドボール体験、選手との交流、一緒に試合形式でのプレーを経験させて頂きました。
今回はスペシャルゲストとして、アルティメット選手の中野源一氏をお迎えし、参加者と一緒にハンドボール体験をしていただきました。
まずはデフハンドボール専門委員会委員長の中村様よりハンドボールについて簡単に解説していただき、チームが完成するまでの経緯や、苦労などを教えていただきました。
そして選手一人一人から、ハンドボールを始めた時期やそのきっかけ、ハンドボールに対する想いなど、参加者に伝わりやすいように言葉を選びながら、手話や音声を交えて発表していただきました。
ハンドボールや手話を通して「まずやってみる、トライしてみるということが大切」「テキストや資料を見るよりも、実際に触れあって、実践していくことが上達のカギ」など、勇気を持つこと、行動を起こすことの大切さを伝えていただきました。


体験会では、日本代表キャプテンの小林優太選手より、ハンドボールの簡単なルールやボールの扱い方、体の使い方などを実演して頂きました。
似ている競技としてバスケットボールを例に挙げ、バスケットボールとの違いを説明していただき、うまくプレーするためのコツなども丁寧にレクチャー頂きました。
初めて手にするボールは、競技する年齢や性別によって、ボールの大きさや重さが異なるとのこと。今回は小学生用の小型球を使用しているとのことでしたが、実際に競技中は、思いっきり振りかぶって勢いよくボールを投げるので、目で見えないほどの猛スピードです。
特にシュートの時は強烈なパワーとスピードで打ち込まれるため、キーパーの顔面に当たるのは当然のことだそうで、目を守るために強靭なメガネを着用していました。




そして、試合のデモンストレーションを披露していただきました。
高く跳びながらシュートを決めると、参加者からは大きな歓声と拍手が沸き、どの選手がボールを手にしても、わぁっ!!と大盛り上がり。軽やかな選手たちの動きと豪速球、ハンドボールの魅力を大いに知ることが出来ました。
今回ゲストの中野源一さんはサッカーの経験もあるそうで、さらにはアルティメットの動きと似ているところもあると、楽しそうにプレーをしていました。そして、選手に負けないくらいの強烈なジャンプシュートを決めたり、高いパスを阻止したり、大活躍でした。


参加者全員がしっかりボールを手にして、パスをしたり、シュートしたり、ドリブルしたり。悔しい、惜しい!という表情。すごい!かっこいい!と褒め合う言葉。およそ3時間という短い時間ではありましたが、ハンドボールを通して、たくさんの感激や驚き、感動、勇気、パワー、そして何よりも、参加者やスタッフ全員のあふれんばかりの笑顔を体育館いっぱいに咲かせることとなりました。

デフハンドボール日本男子の試合日程は予選ラウンドから始まります。ぜひ皆さん応援のほどよろしくお願い致します!
会場:東京都・駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
・11月16日 10:00~ vsトルコ
・11月17日 10:00~ vsブラジル
・11月19日 19:00~ vsドイツ
Photo by Taiyo Akashi
動画はこちらからご覧くださいませ。